03
19
投稿者:
社長 ブログ
2013/03/19 7:25
2013年3月19日(火)(晴れ)
先週の金曜日、福島県いわき市に本社をおく、取引先を訪れました。
いわき市は福島第一原発から約50Kmに位置します。
上野から常磐線特急で2時間20分、初めて訪れたいわき駅の改札には取引先の役員の方が車で迎えに来てくれていました。
強固な岩盤の上に立つゆえ、震災でも建物被害を免れた本社を訪れ、社長、役員の方達と一時間半ほどミーティング。
ミーティングの中では東日本大震災の際の状況や近況を社長から直接伺いました。
夜の会食は社長の御親族が経営するレストランにご招待されました。
かつては新鮮且豊富な魚介類で来客をもてなしたそうですが、今や近海の漁港は放射能の影響で水揚げをしておらず、魚介類はすべて北海道や宮城の方から取り寄せているとのことです。
それでも、おいしいイタリアンのご馳走とともに生まれて初めてのシングルモルトウィスキーStrathislaストラスアイラや高価なキューバ産 葉巻を頂きました。
葉巻は初めての経験です。
取引先の社長からふかし方を教わりましたが、ワタクシにはちとハードルが高かったです。
その日はいわきのホテルに宿泊し、翌土曜日、役員の方が「被災地を見て行ってください」と社用車で案内してくださいました。
いわき市から国道6号を35km走行したところで、警察官達がUターンを促し、立ち入り禁止の看板が道路をふさいでいました。
すぐ向こうが原発事故被災地です。
東電復興基地となっているJビレッジ(もとはサッカー場)ではマイクロバスに白い放射能防護服を着た沢山の作業員の方達が乗っているのを見かけました。
8.5mの津波に襲われた被災地(平薄磯、平豊間地区)に人影はなく、津波に流された、建物のない土台だけが残り、土台に多くの花が献花されていました。
沿道には放射性廃棄物の入った黒いビニール袋やがれきが山積みになっているところがそこここにあります。
いわき市と第3セクターが営んでいる大規模な魚市場で売られている魚の中に地元産はなく、土曜日にも関わらず、市場は閑散としてしています。
案内をしてくれていた役員の方が
「震災前は皆持ちきれないぐらいの新鮮な魚介類のお土産を買っていったけど、今はもう薦められませんな。」
と、おっしゃいます。
やりきれない気持ちとは裏腹に、青く透明な海は凪ぎ、春の訪れを思わせる心地よい潮風が耳元でそよいでいます。
市内のいたるところに「がんばっぺ!いわき」の横断幕が見られます。
役員の方が、
「ご覧の通り、復興はまだまだ進んでいません。3月11日近辺には報道陣が押しかけてきますが、それ以外の日々に報道陣がやってくることは殆ど無くなってきました。報道用に用意した駐車場もがらがらです。私達は復興の為に、全力を尽くそうとしています。震災を歳月とともに忘れられていくのがこわいのです。」
とおっしゃいました。
忘れない!!そして一生懸命仕事をして、日本経済を引っ張っていくによって復興を支援することが、今私達にできることだと思います。
Tags: