投稿者: 社長 ブログ 投稿日:
2009/01/28 7:00
2009年1月28日(水)(曇り)
Pro-SPIREの社長になって8ヶ月・・・
最近、ちょっとつまんないと思っていることがあります。
それは突然その日の夕方に、近くにいる社員に対して気軽に”今からいっぱい行くべ!”と言えなくなったこと。
もちろんお客様との会食や、予めセットされた社員との飲み会、パーティーなどなど一ヶ月の中で外食の占める回数は以前に比べてとっても多いことは確かです。
ただ、この間こんなことがありました。
ぽっと夜の予定があいて、”そういえば最近1:1であまり話していないな!”っと思った社員がたまたま近くを通ったので”久しぶりにどう?何かおいしいものご馳走するよ!”
って何の気無しに誘ったら、一瞬顔が固まって、
”はい!是非!”
と言いながら自分の携帯を持って、そそくさと執務室を出て行ってしまいました。
あれ、何か約束でもあったのかな・・・。無理することないのに・・・。
と思いつつ、戻ってきた彼に”急なんだから無理することないよ。約束があるならそっちを優先してね”と言ったところ
”いえ、大丈夫です。ご馳走になります!!”(”大丈夫”なんて言葉がでることがそもそもありがた迷惑を物語っているような・・・)
ということで、結果的にはおいしいものを食べながら大いにコミュニケーションは図れたんですけど・・・
たぶん、最初は社長に急に誘われたので 断るに断れずだったんだろうな!携帯で約束をキャンセルをしたんだろうな!と思うと、なんだか申し訳ないことをしたように思いました。
もう一つこんなことがありました。
Pro-SPIREでは全社員で集まって食事やお酒を一緒にする機会が年に6回ぐらいあります。
その時、私はビール片手に全てのテーブルを回り、短時間でも兎に角全員に声をかけることを心がけています。
でもこの間、”社長は○○さんと話すときはニコニコ楽しそうに話しているけれど、自分の時はビールをついでから直ぐに次のテーブルに行ってしまった!!○○さんの方がかわいいのだ!”
なんてあり得ない話がまことしやかになされているのことを風の噂に聞いてしまったのです。
社員にとって、社長って私自身が自分で思っているより、何かこう特別な存在なのだと、改めて感じました。
公平さを保つのであれば”気軽に誘わない”方が社員に余計な気をつかわせなくて良いのかも・・・
と感じる今日この頃です。
ちょっぴり寂しいです(T T)
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投稿者: 社長 ブログ 投稿日:
2009/01/20 7:00
2009年1月20日(火)(曇り)
昨日の夕方、今期(第21期)より導入、試行中のSSS(SPIRE SKILL STANDARD)のキックオフミーティングを行いました。
SSSは一言でいうと、ITスキル標準であるITSSのPro-SPIRE版として、Pro-SPIREのモデル人材を定義したものです。
IT教育プロデュース専門企業のコンサルティングをうけながら、フレームワークを作成するのに約3ヶ月の期間をかけました。
今期新たに創設したPMOセンターが中心となって、既に全社員のスキル診断を行い、重点育成者をピックアップし、研修ロードマップのもとに、彼らの教育訓練計画の策定段階まで進んでいます。
ですが・・・
何となくプロセスは進んでいても、そこに魂が込められている気がどうもしませんでした。
だから社員も理解しきれていない・・・。
SSSと目標管理そしてQMS(ISO9001)の相関関係もたぶんわかりきれていないと思いました。
これは社員に啓蒙しきれていない経営サイドに問題があると猛反省です。
そこで急遽社長である私が音頭をとって、開催を決めたミーティングです。
SSSは会社も個人も、”To be Future”、即ちなりたい姿になるための自己実現のために活用するものです。
個人⇒スキルUP
会社⇒個人がUPしたスキルをキャリアとして積ませる環境をつくる
とそれぞれの役割があります。
わかりやすく言うと、野球の選手で、今は120kmの球速のボールしか投げられないピッチャーが150kmの球を投げられるようにするのが個人の目標。
球速150kmの球を投げることができるようにするというスキルUPのためにそのピッチャー(個人)は様々な訓練を行います。
会社はその150kmの球速を活かすことのできる対外試合を経験させ、例えば甲子園大会で優勝することができるという環境をつくります。
今期中に現段階のPro-SPIREの技術者としての立ち位置を明確にするために、全社員に対してSSSのレベル診断を行います。
”To Be Future”を目指して、”As is(今)”のレベルを認識します。
ただ、リーダークラスのラインの中では、組織長も含め、今期中に10名のPMP合格者を出すつもりです。
研修費用等相当なお金はかかりますが、わかりやすい評価目標として絶対達成です。
”やる”と決めたら絶対に”やる”!!
Pro-SPIREのVALUE(行動規範)の一つです!!
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投稿者: 社長 ブログ 投稿日:
2009/01/16 7:00
2009年1月16日(金)(晴れ)
昨日、一昨日と連日で取引先のお客様との新年会でした。
どちらの企業もこの厳しい経済環境の中で、経営に哲学をもち、順調に発展し続けていらっしゃいます。
Pro-SPIREは本当にお客様に恵まれていることにあらためて感謝です!!
話の中で”人本(ジンポン)主義経営”の実践という話がありました。
少し話しが難しくなりますが、組織に集う社員の気持ちの総和を意識する経営スタイルこそ、知的財産資本主義社会の最先端経営であり、企業が生み出す価値が機能的価値から情緒的価値への移行期となっている今、チーム全体のマインド形成を大切にする経営こそ、21世紀型経営である・・・
というようなことです。
これが”人本主義”経営であり、まだまだ未熟ながらまさに私が目指している経営です。
企業において最も重要な経営指標は主要財務データであることは認識しています。
それに加え、大切な経営指標として私はコーポレートカルチャーを掲げています。
チームPro-SPIREとしての一体感、危機意識の共有、有機的提携・・・この3つのGrowthMindをさらに高めることは昨年に続き、今年の大きな目標です。
今全世界を見渡して、チームアメリカの経済危機は日本のそれと比較にならないほど困難な状況であると思います。
しかしながら、麻生さん率いるチーム日本のMindより、オバマさん率いるチームアメリカのMindの方が数十倍、力強いエネルギーを持っていると感じます。
チームPro-SPIREも社員の気持ちの総和のエネルギーを高め、GrowthMindを形成するという21世紀型経営を目指し、今年も発展し続けます!!
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投稿者: 社長 ブログ 投稿日:
2009/01/05 9:00
2009年1月5日(月)(快晴)
皆様、新年あけましておめでとうございます。
9:00から、社員に向けて行いました社長年頭挨拶を記載致します。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
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社長年頭挨拶
新年あけましておめでとうございます。
創業21年目そして新生Pro-SPIREとしての初めての新年を社員の皆さんと共に無事に迎えることができたことを心から嬉しく思います。
今年のPro-SPIREの年末年始の休暇は土日の関係もあって、9連休ということもあり、故郷へ帰省された方、旅行に行かれた方、家でゆっくりと過ごされた方等過ごし方は夫々であったにせよ、殆どの方は充分にリフレッシュされたことと思います。
昨年のPro-SPIREを取り巻く環境は内外ともに著しい変化がありました。
外部的にはサブプライム住宅ローン問題を発端としたアメリカ経済の落ち込みによる世界経済の急減速、上半期の原油価格高騰による企業収益環境の悪化、秋口のアメリカの証券大手リーマンブラザーズの破綻を機にした金融破綻、円高、株安による企業収益の下振れ、雇用環境の悪化等、2008年は急速に景気後退局面に転じた1年でした。
一方Pro-SPIRE内部では4月の社長交代、新生Pro-SPIREとしての新たなMVV(ミッション、バリュー、ビジョン)の制定、ビジョン達成の礎となる組織体制の再構築、そして“わくわく♡ドキドキ21”を合言葉にした、第21期の大いなる目標である戦略的フォーカス達成のための挑戦等、勢いが後退している外的環境とは正反対のPositiveな前進に向けて様々な施策を実施してきました。
第21期戦略的フォーカスである「2009年6月30日までに私達は売上○○億円、PBT○億円を達成することによりPro-SPIREを日本一働き甲斐のある魅力的な企業とする為の礎を築きます!!」(ニックネーム “わくわく♡ドキドキ21”)は社会の経済状況が急速に悪化する以前(2008年4月)に策定した壮大な目標であるがために、目標到達のために登る坂は、一昨年にあたる2007年末まで続いた景気回復局面の時に登るよりも一層の険しさを目の当たりにしています。
そして当社上期の12月末終了時点では、上期目標値の約85%の利益額の達成に留まっています。
しかしながら前年度あるいは前々年度の同時期の業績に比べると、この厳しい社会情勢の中での皆さんのなかなかの健闘ぶりに対して一定の評価はできると思います。
なによりも、少しずつですが会社が元気になっているような気がします。
2008年4月の社長就任時、そして第21期期初の経営ガイドライン説明会をはじめとし、事あるごとに皆さんには言葉や文章で伝えてはいますが、チームとしての一体感、危機意識の共有、有機的提携といった“Growth Mind”の成長と真剣・本気・夢中を主軸とする“ご機嫌力”のUPは会社を元気にしていきます。
そして元気な会社になるということがPro-SPIREの収益をあげ、“日本一働き甲斐のある会社をつくろう!!”というビジョンの達成に近づいていくことなのです。
2009年の日本の経済を展望する上で、大きなポイントとなるのはアメリカの景気の行方です。
アメリカの景気をみると金融危機の影響を受けて2009年1月~3月期まではマイナス成長が続くと予想されますが、オバマ新大統領が追加の景気対策を打ち出すと見られるため、春頃からは小幅ながらもプラス成長に転じていくことは見込まれます。
しかしながら1年を通して景気の回復力はあまり高まらないと予想していいでしょう。
こうした状況に加え、2008年秋口からの円高の影響が2009年の輸出を弱含みにし、日本企業の生産活動はさらに落ち込み、各企業はIT投資を含めた設備投資を抑制する姿勢を強めると予想されます。
2009年のPro-SPIREを取り巻く外部環境は昨年の今期上半期以上に厳しいものになるでしょう。
ですが、そうかといって縮小均衡傾向に走ったり、手を拱いているつもりは毛頭ありません。
経営=ITである“今こそChance!!”とますますの“攻め”の姿勢でこの1年取り組んでいくつもりです。
事実、昨年の終盤からSI、組込み・制御、BIといった当社の中核となるそれぞれの事業セグメントで今期下期そして第22期(来年度)に繋がる新たな事業展開の芽が見られています。
2009年のPro-SPIREには外部環境の厳しさに加え、内部的にも、まだまだ多くの克服すべき課題が山積みです。
ですが、進むべき道を社員の皆さんとともに恐れることなく着実に進んでいくことを新年の今日、ここで皆さんと再度誓い合おうじゃありませんか。
“YES, WE CAN!” (笑)
そして
“FEEL GOOD ⇒GOOD RESULT”です。
結びになりますが、この2009年が社員の皆さんにとって、実りの多い幸せな1年となることを心から願いまして年頭の挨拶と致します。
平成21年1月5日(月) 株式会社 Pro―SPIRE 代表取締役社長 長田 ゆかり
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