2012年10月2日(火)(晴れ)
台風一過で、晴れ渡った昨日10月1日、来春入社予定の内定者6名の内定式を執り行いました。
朝一に今年の4月に入社した新入社員の配属式(今年から研修期間を延ばし、新入社員の配属は10月1日に行うことにしました。)を行い、2時間後には来春入社予定の学生の内定式!!
いつの間にやら、平成生まれの、我が子より若い世代が入社してくるようになって、時の流れの早さを痛感します。
内定者の学生たちは会社説明会に来て、一次筆記試験に合格し、グループディスカッション、作文を突破し、二次面接、二次筆記試験に合格、最終面接で常務とワタクシに会い、内定OKがだされ、そのあと人事が必死にくどいた優秀(たぶん・・・)な学生達です。
式に臨むにあたって、滅多につけない真珠のネックレスとかもしてみました。
以下、内定式で話した内容を記載します。
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第25期内定式
内定者の皆さん、おはようございます。社長の長田です。
創立四半世紀を迎えた今年も、来春4月入社予定の6名の皆さんを迎えることができまして本当に嬉しく思います。
Pro-SPIREは1988年7月に社員数40名でその産声を上げ、「新たな情報価値の創造を通じて、社会にCustomer Surprise(夢と感動)をもたらします。」というミッション(=経営理念=社会的任務)のもと、これまで25年間の歴史を刻んできました。
企業というものは、規模の大小に関係なく、ただただ順風満帆に継続発展することは絶対にあり得ません。
Pro-SPIREもこの25年間常に順風満帆であったわけではありません。
バブルの崩壊、リーマンショック、大震災のような大きな困難に遭遇しながらも、必ず乗り越えてみせるという想いと行動、そしてある意味不可思議とも思われる運の良さにも恵まれ、木の年輪のように少しずつゆっくりとした成長を遂げてきました。
短期間で急成長を遂げるITベンチャーのような派手さはありませんが、25年の社歴は25年に亘って世の中に必要とされてきた証であり、Pro-SPIREの誇りでもあります。
皆さんが入社するこのPro-SPIREはITサービスを事業の主軸としています。
ご存知の通り、IT産業は今や経済・社会インフラの担い手として基幹産業の一角を占めるに至っています。 その中でITのサービス化はますます加速化しています。クラウド活用による「作る」ITから「使う」ITへの流れ、 データベースの膨大な容量、多様性、速度、複雑性を背景としたビッグデータの更なる活用、 サーバーやデスクトップの仮想化等の促進による新たな情報社会が形成されています。
Pro-SPIREにはこれらの変化に的確に対応し、変革に向けて積極果敢に取り組むことにより、社会の期待に応えていく責務があります。
皆さんは数ある業種の中から将来性、発展性の大きなIT業界に身を置く決意をし、その中でも著名な大手企業ではなく、120名という規模のPro-SPIREの社員として選ばれ、社会人としての一歩を踏み出す決意をしたのですよね。
皆さん、企業の生存率という言葉を聞いたことがありますか。
設立1年で約60%、設立5年で約85%の企業が廃業・倒産し、10年以上存続出来る企業は6%、20年続く会社は0.3%、30年続く会社は、0.02%だそうです。つまり20年続く企業は1,000社に3社、30年続く企業は10,000社に2社しかないということですよね。
世の中300万弱存在する法人企業の殆ど企業が栄枯盛衰、淘汰される道をたどっていく中、中小企業とはいえ、25年の社歴をもつこのPro-SPIREに入社される皆さんは大変優良な会社に入社する、そして入社後自らの力でこの会社を成長、飛躍させることができるのだという自負と誇りをもってほしい。
大企業とは異なり、中小企業というのはないものづくしですが、その代わり何でも自分でやることができます。
新しいことにも柔軟にチャレンジすることができます。
大企業というのはある意味巨大なゾウ(an elephant in the room)のようでもあり、自分の意志による方向転換や新しい事にチャレンジするにも時間がかかります。
一方の中小企業というのは、京セラの創業者であり、JALを再生させた稲盛さんの言葉を借りると「プロペラがついた自転車」のようなものです。
常にこいでないと、途端に引力で地面に落ちてしまいます。
もちろん、社長の私一人ではこのプロペラ付自転車を重たくてこげません。だから社員・役員全員でこぐのです。
そうやってこぎながら、どうすればもっとうまくこげるのか、仕事の中でありとあらゆる可能性を探り、創意工夫をしてこそ空に向かって上がることができるのだと思います。
そういった意味で、知恵の絞りあいやチャレンジへの一体感、必死さが、ベテランでも新人でも、全社員で共有できる良さがPro-SPIREにはあります。
これから入社する内定者の皆さんは入社後、プロフェッショナルのSEとしての知識やスキルを身につけることはもちろんですが、フレッシュ且新しい価値観でPro-SPIREをそしてこのIT業界を掻き回して欲しいと思っています。
Pro-SPIREの主役は社員です。
そしてPro-SPIREという舞台で来春新入社員となる皆さんを含めた社員が気持ちよく、素晴らしい舞を舞えるようにするのが経営者としての私の最大の役割だと想っています。
会社説明会ではふれましたが、このPro-SPIREにはMVVと呼ばれる会社としての中核価値があります。
M:ミッション即ち経営理念、この会社の社会的任務ですね。
“新たな情報価値の創造を通じて社会にCustomer Surprise(夢と感動)をもたらします。”
V:バリュー即ち守るべき価値、皆さんを含めた社員が仕事していく上での行動規範です。
Challenge To Possibility
~プロフェッショナルの頂点を目指して~
・ 問題を“どのようにすれば~~だろうか”“こんなことが起きたら最高”というパワフルな表現に変換して、解決策を考える。
・ 問題の解決は“できる”/“できない”ではなく、“やる”/“やらない”
・ “やる”と約束したこと(コミットメント)は必ず“やる”
最後のVはビジョン、私達の間では“期限付き即ち近い将来の夢”と呼んでいますが、これが皆さんの仕事になります。
”真にお客様に満足していただき、社会に貢献する為に、社員である私達自身がPro-SPIREを日本一働き甲斐のある魅力的な企業である”と思える会社にします。“
MVVに関しては、入社後も耳にする機会が沢山あると思いますので今日はMVVという言葉だけでも記憶に残していって下さい。
そして現在Pro-SPIREはビジョン(期限付の夢)である“真にお客様に満足していただき、社会に貢献する為に、社員である私達自身がPro-SPIREを日本一働き甲斐のある魅力的な企業である”と思える会社にします。“を2014年6月末までに成し遂げるために”Vision2014“という中期3ヶ年戦略ストーリーを昨年度から展開しています。
皆さんはちょうど、“Vision2014”2期目の第4四半期に入社してくるわけですね。“Vision2014”には途中出演になるわけですが、是非主役を食ってしまうぐらいのinterestingな登場人物になってほしいと思います。
皆さん残り少ない学生生活を是非悔いのないように過ごしてください。
バックパッカーで海外旅行をしたり、ボランティアをしたりするのもいいでしょう。ぜひ世の中に対する見聞を広げていろいろな価値観に出会ってほしい。
もちろん勉強も忘れず・・・そして必ず卒業すること。(笑)
来年の4月にPro-SPIREの社員としての一回り大きくなった皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
平成24年10月1日
(株)Pro-SPIRE
代表取締役社長 長田ゆかり
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”内定者と役員、人事部の集合写真”
式のあとは、恒例のランチ懇親会です。
”フレンチのフルコース(学生達はみんなちょっと緊張していました。)”
会社説明会やブログを通して、ワタクシはとても陽気でフレンドリーなイメージだったそうですが、最終面接の時は社長オーラ(どんなオーラかは良くわかりませんが・・・)がにじみ出ていて、すごく怖かったと皆に言われました。
┐(´ー`)┌
誓って圧迫面接などしておりません!!
・・・そして彼ら学生達も1年後には駆け出しのSEとして役員、組織長の前でこんなプレゼンができるまで成長します。
”9月28日に行われた今年入社の新入社員Web開発成果発表会”
新人のプレゼンを聞いて、若い人達のもつスポンジのような吸収力、成長力に感動さえ覚えました。
内定者の皆さん!!来年の4月楽しみに待ってますよ~~~!!