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投稿者:
社長 ブログ
2015/04/17 7:20
2015年4月17日(金)(晴れ)
デジタル・テクノロジーが急速に進化しています。
少し前の話になりますが、2011年に早押しクイズで正解すれば、他の解答者の掛け金がもらえる米国の人気クイズ番組「Jeopardy!」にIBMのコンピュータWatsonくんが出演、見事優勝して賞金100万ドルを獲得しました。
先日閉幕した第3回将棋電王戦でもプロの棋士がコンピュータに1勝4敗で負け越しています。
人間がデジタル・テクノロジーの進化に惜しげもなく手を貸しているうちに、人間とコンピュータの力関係が大きく変わってきたような気がします。
第4次産業革命とも言われるサイバー・フィジカル・システムによる変革においてはモノ作りとITの統合がドイツ、米国、中国において、国家レベルで取り組まれています。
長年IT業界に身を置くワタクシにとって、現在進行形で否応なく進んでいく社会の大きな変化(とりわけデジタル化、グローバル化)を「脅威」と捉えて守りに入るか、「機会」と捉えて攻めにいくか・・・
守りに入っては日本のIT業界、特にガラパゴス的な日本独特のビジネスモデルを構築してきたSI業界に未来はないと思います。
2013年に日本語版で出版された本に「機械との競争」という本があります。(どうでもいいことかもしれませんが、日本語版の本の装丁はあまり品格を感じません。)
「機械との競争」はMITスローン・スクールの教授、エリック・ブリニョルソンとアンドリュー・マカフィーの共著で、概要は「米国において、なぜ景気が回復しても失業率がそれに比して下がらないのかという問題意識を前提に、その理由として、技術の進歩が早すぎて人々が付いていけないという「雇用の喪失」説を主張、検証しています。(2014年現在、米国の失業率は低下していますが・・・)
本の中で、デジタル時代における革新を支えるものとして、2種類の技術をあげています。
一つ目は、ロボット、数値制御マシン、在庫管理システム、自動音声認識などの定型作業を肩代わりして労働者を不要にする仕事です。
二つ目は、データ視覚化、分析、コミュニケーションの迅速化、プロトタイプ制作の高速化など、データに基づく推論を必要とし、そうした職種の重要性を高める技術です。
ちなみにこの本が出版された2年後の今では、両方の技術が凄いスピードで当たり前みたいに進化しています・・・
しかし、彼らは著書の中でダイナミックな経済においては、機械にとって変れない最も重要なスキルとして、リーダーシップやチーム作り、創造性などに関連する「ソフトなスキル」が重要になるとも主張しています。
「ハードなスキル」と人間にしかない「ソフトなスキル」・・・
「機械との競争」での勝ち負けではなく、人間と機械の共存こそが社会を進化させ、問題解決のために重要であると思います。
「攻め」のチャンスはここにある!!
結構おもしろい本でした。IT企業の社員にはお薦め!!
(^_^)
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