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投稿者:
社長 ブログ
2015/11/05 14:15
2015年11月5日(木)(晴れ)
今期Pro-SPIREでは新たに「イノベーション推進センター」という組織を設立しました。
今期はR&D機能も兼ね備えたコスト・センター組織です。
この「イノベーション」という言葉・・・日本では2005年頃からはやりだし、MOT講義の中で散々出てきたし、大手企業や政府も頻繁に使っています。
既に陳腐化された言葉との意見もあります。
イノベーションとは何か。
それは新たなる価値を創造すること。
それが一つの製品でも良いし、サービスもあり。
あるいは事業モデルやプロセスの画期的な改良である場合もあるし、抜本的な組織改革であることも考えられます。
しかし残念ながら、滅多やたらに新規事業を探し出して始めてみても、そう簡単に上手くいくものでもないし、必要な検証なしに始めた新規事業を成功させるのは、ある意味、起業するよりも難しいということを、数え切れないほどの失敗をやらかしてきたワタクシは身をもって感じております。
経営者って事業が順調な時にこそ 「このままではいけない」「もっと取り組むべき課題がないか」を考えるものだと思います。
ただ、何かを変えなくてはならない、新しいことを始めるべき時だと考えても、何をどのように変えるべきなのか、その際何を考慮し検証すべきなのか、わからないまま、漠然と進めてはダメだということを数々の失敗から学びました。
「思いつき」や「ひらめき」でイノベーションを成功できる確率は非常に低いと思います。
普通の組織の中で、天才的な発明や発想を期待しても、そうそう出てくるものではないし、それが具現化するまでには、さらなる工夫・改良・投資が必要になってきます。
そのことが既存の中核事業を圧迫してしまうリスクもあるし、ある意味、賭事のようなものかもしれません。
しかしながら、P.F.ドラッカーの著書の「イノベーションと企業家精神」(ダイヤモンド社 1985)の中に
「イノベーションとは、天才のひらめきによって、生み出された目の覚めるような新しい発明ではなく、社会や経済の文脈の中で仕事に携わる人々が、普通にやるべき仕事のひとつであり、 社会的にあるいは経済的に世の中に何らかの影響を与えるものである。」
との記述に加え、こんなエピソードがあります。
「1909年、あるいはその前後に、ベル電話システムの統計担当者が、二つのグラフを書いた。一つはアメリカの人口であり、一つは交換手の数であった。この二つのグラフは、電話の接続作業を手作業でやっている限り、アメリカでは1925年ないしは1930年には、17歳から60歳の間の女性すべてが電話交換手にならなければならなくなることを示していた。ベルの技術者たちが、自動交換機を開発したのは、その二年後であった。」
これはプロセス・ニーズに基づくイノベーションとして有名です。
技術が急速に進化し、人口構成が変化していく時に、社会構造が変化します。
すると現存する社会システムに無理や異常が起きます。これがイノベーションのサインだと思います。
このことを我々の属するIT業界特に日本のSI業界にひきつけて、眺めてみると・・・
SIガラパゴスとも揶揄される日本のSI事業の多重下請けモデル構造に無理や異常が顕著になってきています。
Pro-SPIREの「イノベーション推進センター」では本来あるべき姿のSIのDNAを引き継ぎながらも、事業構造を変換させるプロセス・イノベーション(現時点ではコミュニティSI、CI=クラウド・インテグレーション等と名づけています)を展開していきます。
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